笠井闘志 個人ウェブサイト

HTTP(旧来の,暗号化なしの方式)によって接続されています。このウェブサイトは,非対応機器や通信環境などに配慮してHTTP接続も受け付けていますが,セキュリティおよびプライバシーの関係上,可能なかぎりHTTPSで接続ねがいます。


自由な通信と言論の手段

検索エンジンの選び方──笠井闘志個人ウェブサイト

2022-09-19 第一版

検索エンジンの選び方

かつては,ウェブサイト上のリンクをつぎつぎとたどる「ネットサーフィン」という閲読方法が一般的だったそうです。私がインターネットに触れはじめたころは,まだ「ネットサーフィン」という言葉が聞こえていました。しかしそれも今や昔,検索エンジンを使って知りたい情報を手に入れるという方法が広く普及しました。

ブックマークしたり,URLを手打ちしたりすることもめっきり少なくなりました。検索エンジンはこんにちのインターネットにおいてきわめて重要な地位にあります。そして,どのような検索エンジンを使うかは,インターネットからほとんどの情報を得る現代にあっては,あなたの人生すら左右するかもしれません。

なぜGoogle検索を使ってはいけないか

いま世の中でいちばん頻繁に使われている検索エンジンは,残念ながら,Googleといえるでしょう。なぜGoogle検索を使うべきではないのか,説明します。

Googleは検索語句を,あなたの属性情報や検索にかんする情報とともに収集しています。あなたの国籍,言語,年齢,職業,性別,性的指向,居住地,信条,学歴など,そして検索に使った機器やブラウザ,位置情報などを収集します。これらの情報は,あなたが関心を持ちそうな広告を表示するために利用されます──こうして,Googleは収益を得ています。

しかし,これらの情報がGoogleに集約されるということは,私たちの社会についてもっともよく知っているのが,Googleであるということになります。そして,Googleはこの強力な情報を独占しています。つまり,Googleは私たちの社会をほしいままにできるのです。

Googleで検索する一語は,Google独裁への一票です。

SearX

SearXは,サーバーでホストする自由ソフトウェアのメタ検索エンジンです。メタ検索エンジンとは,複数の検索エンジンや情報源をまとめて検索する機能をもつ検索エンジンをいいます。

SearXは,たくさんのインスタンス(instance)があります。インスタンスというのは「事例」という意味の英語です。私たちが使えるSearXのインスタンスは,「(公に開かれた)導入例」という意味になるでしょう。つまり,開かれている導入例を使って,検索することができます。信頼できる個人または団体が運営しているインスタンスを使いましょう。なお,技術的知識があれば,自身でインスタンスを立ち上げることもできます。

どの検索エンジンを情報源として使うかを選ぶことができ,その情報はCookieに保存されます。また,検索設定をURL形式で保存できます(https://searx.example.com/?ここに設定情報が入る&search=%s といった感じに)。

ご自身の好みや習慣にあわせて,検索設定を調整してください。なお,GoogleとStartpageは除外することをおすすめします(StartpageはGoogleの検索結果を利用しています)。

また,「動画」では,YouTubeとGoogle Videosを除外しておきましょう。もしYouTubeを視聴したいなら,Invidiousを有効化すれば済みます。そして,PeerTubeを有効化するのを忘れずに。自由ソフトウェアでフェディバースの動画プラットフォームです。

NixNetDisroot, Snopytaなどの非営利サービス提供団体が,SearXのインスタンスを提供しています。インスタンスの一覧から見つけることもできます。

DuckDuckGo

DuckDuckGoは,プライバシーに配慮した検索エンジンです。以前より大幅に精度が改善しており,使いやすくなっています。

【番外】WikitravelとWikivoyage

あなたが旅をしていて,宿や飲食店をさがそうとするとき──検索エンジンを開いて窓に文字を打つより,簡単に有用な情報を見つける手段をご存知ですか?

Wikipediaのような,自由な旅行ガイドブック WikitravelWikivoyageを覗いてみましょう。Wikipediaも,これらの旅行ガイドブックも,Wikiという技術を使って構築されています。原則としてだれでも編集でき,内容文は自由なライセンスのもと利用許諾されます(なお,Wikiの設定によっては編集する人を制限することも,内容の自由な利用を拒むこともできます。じっさいに,そのようにして運営されているWikiもあります)。

WikitravelとWikivoyageでは,Wikitravelがさきにできたようです。その後,組織や考え方の分裂により,Wikivoyageが誕生したとのこと。私は,どちらかというとWikivoyageを支持します。

長野市へご旅行ですか? Wikitravel 長野市か,Wikivoyage 長野市で自由な旅行ガイドを読みましょう!


免責事項

この記事で紹介したソフトウェアやツールを利用した結果については,いっさい責任を負うことができません。亡命や取材など,きわめて高い信頼性を必要とする場合には,ご自身で調査することを強く推奨します。

著作権情報

著作権者:笠井闘志

特記なきかぎり,このウェブページの利用を,クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスにもとづいて許諾する。